「元」台湾在住ゲーマーレポート

台湾に住むゲーマーが、台湾のゲーム情報や日々の生活を報告

台湾のラップシーンについて

台湾は日本で流行ってることはすぐにニュースにしますが、そんなアンテナ感度がありながら、日本のここ数年の、テレビ番組「フリースタイルダンジョン」をきっかけとする全国的なラップブームについて全く触れないのはなぜか。まず思いつく原因は、日本語ラップの内容の理解の難しさ、があるのかなと。

ただ、それ以上に、台湾のラップシーンはまだまだアンダーグラウンドで、日本で流行ってるよ、とニュースしても誰も食いつかないから、というのが大きいのかなと考えます。

台湾のラップシーンは、MC HotDog(mc熱狗)(日本で言うZeebra的なポジション)と、大支(Dwagie)、あと蛋堡(Softlipa)が有名なぐらいです。

トラックやラップスキル等は、ある程度は台湾独自に確立されていますが、まだまだ伸びしろがありそうです。

そんな台湾のラップシーンにおいて、個人的に、「こいつは本物だ!」と衝撃を受けたラッパーが最近登場しました。その名も葛仲珊(MISS KO)。

彼女は、あのNASや50セントが生まれ育ったニューヨーククイーンズ区出身です。台湾では2012年にデビュー。私は2014年に知ったのですが、聴いた瞬間に、「今までの台湾ラップとレベルが違う!」と思いました。トラックやフローが本物。これは、日本における、BUDDHA BRANDの登場、と似てるかと。

これからの台湾のラップシーンに注目です。