「元」台湾在住ゲーマーレポート

台湾に住むゲーマーが、台湾のゲーム情報や日々の生活を報告

私とSound Horizon

 先日9月3日、Linked Horizonの台湾公演に行ってきました。Revoさんのライブに行くのはほぼ10年ぶりで、間ファンも辞めてた上での参加で、思った以上に良かったので、過去から今に至るまでの思いを綴っていきます。

  私がSound Horizonを知ったきっかけは、恐らくは2005年7月たまたま近くを通ったホールに、普段はいない人だかりが。家に帰って誰のライブだったんだろうと調べたのがきっかけ。その時は、「へー、こういうのがあるんだ、すごい人気だな」ぐらいにしか思いませんでした。

 それからしばらくして、秋葉原とらのあなで何か面白いのないかなー、と見ていたところに、『Chronicle 2nd』が目に入り、そういえばなんかめちゃくちゃ人気っぽかったから聴いてみるか、と買ったところから、ファンになりました。

 当時、MALICE MIZERGackt等の世界観のある曲が好きだった私は、そりゃぁすぐハマりますよね。「インディーズじゃなくて、『同人音楽』なんてのがあるんだー」ぐらいに舐めてたんですけど、「なんじゃこりゃーー!?」ってなぐらい。めっちゃハマるも周りにファンはおらず。当時流行っていたmixiのサンホラコミュに入ってオフ会参加して語ってました。

 その後、オフ会で特に仲良くなった友達と「Sound Horizon Concert Tour 2006-2007 Roman 〜僕達が繋がる物語〜」でライブ初参加。と、その前に東京ゲームショーベルアイルのライブ観てました。

 『Roman』の世界観メッチャクチャ好きでした!!世界観や散りばめられた謎、ファンサイトの考察など漁ってました。

 そこからはライブが有るたびに参加。私はファンクラブ入らなかったのですが、友達が入ってたので一緒にチケット取ってもらって。

 『Moira』はそこまでハマらなかったんですよねー。まぁそれでもライブに行っては世界観を楽しんでいました。

 ただ、ここらへんから若干冷め始めていきます。というのも、Romanのライブの時からうすうす感じていたのですが、楽曲やライブでの世界観はすごいのに、RevoさんのMCがぶち壊してしまうことが好きではありませんでした。そしてテンポもグダグダ。「余計なMCは要らないから演奏してくれ!」という不満はありました。それは、今までに参加したことのあるライブがT.M.RevolutionGacktなど圧倒的歌唱力で魅せるようなパフォーマンスしか観たことがなく、それこそがライブだと考えていたというのもあります。

 そんな不満を抱えつつ、「もういいや」となったのが、2009年の、一連の『領土拡大』ツアーに参加してのこと。意味わかんない『国歌』や身内ネタでよくわからない『超←重↓力↑ 』など観て、「あぁ、もうサンホラはそういうノリなんだな。」と。もちろん、喜んで盛り上がってるファンもたくさんいましたが、私にはそれは求めていないことでした。あと、そのあたりのライブは下手したらトーク時間のほうが長かったり、チケット代が今までより高くなってたりで(記憶の中なので間違っているかも)、「あぁとうとうサンホラも金儲けに走ったか」なんて(勝手に)がっかりもしました。また、色々Revoさん自身が歌うようになり、「下手な歌歌ってんじゃねーよ、音楽作ってりゃいーんだよ」というのも不満。

 そして、持ってたCDやグッズなどを売ってファンを辞めました。Romanか何かの限定写真集みたいのが非常に高値で売れたのを今でも覚えています。

 その後は、新しいアルバムが出ても聞かず、Linked Horizonが発表されても「よくわからんしどうせ一発だけでしょ」なんて思って全く距離を置いていました。

 後は、『進撃の巨人』の主題歌になったときには「おーすごいなー。ここまで来たか」とは思いましたが、それだけ。

 そんなこんなで、ファンを辞めてから約8年ぐらい。日本を離れ台湾で暮らしているある時(5月ぐらい?)、Linked Horizonが来るというニュースを目に。その時は相変わらず、「へー。来るのか、前好きだったけど、まぁLinked Horizonはよく分かんないし、お金出して観に行くほどではないな」と思い、特に気に留めていませんでした。

 そんなこんなでライブの日が近づいてきたある時、友達になった子となんとなく話していると実はサンホラの大ファンだということが分かり。「俺も昔好きだったよー」なんて話ながら。しかもちょうどその時、なんとなく気が向いて何年ぶりに『Chronicle 2nd』を聴いたりして「やっぱりいいなぁ」なんて。

 さて、9月2日ライブがやってきました。私は行く気はないのでチケットは買っていません。ライブが終わったようで、友達からめちゃくちゃ感動したから絶対行くべきだという旨のLINEが。返信しながら、もうプッシュがすごい。私もだんだん「まぁそこまで言うなら。俺も昔ファンだったし」とか思うようになっていきますが、決断しません。3日日曜は元々用事が2件あり、それをキャンセルするかどうか、そしてチケット代2,500元を出してまでいくかどうかを一晩、明けて日曜当日午前中までずーーっと悩みます。一応悩みながらも、『進撃の奇跡』を何度もリピートして予習はしておきます。

 散々悩んだ結果、元々の予定をキャンセルして行くことに!昔はファンだったこと、色々不満があってファンを辞めたけども、今改めて観たら新しく得るものがあるかも、迷ったときは行動したほうが得ることが多い、ということで。開始直前にチケットを買い(当日でも買えてしまうのがファン的にはちょっと悲しさもありますね)、ライブへ。

 8年ぶりに観るライブは、過去の色んな不満点を払拭するものでした。あの時から8年もやっていれば歌もギターもうまくなるし、間でMCを挟むのも、「これがRevoさんのライブということなんだろうな」と思い、本当に参加して良かったと思いました。8年を経た自分の中の変化や、台湾で観たということも要因だと思います。これを機にまたちょっと、熱心に、ではないけども追っていこうかな、と思います。

 最初のきっかけや、今回のライブ参加も、きっかけがなかったら、なかったものなので、ある意味では縁なのかなぁ。

 

 だらだら長文を最後までお読み頂きありがとうございました。